「神との対話」シリーズ完結編となる第三巻では、いよいよ宇宙の真実、人間の進化、そして魂の旅路といった壮大なテーマに迫っていきます。
この本で著者は、神との対話を通して、私たちが抱える根源的な疑問や不安、そして人生の目的について深く探求していきます。
例えば、「死後どうなるのか」「輪廻転生は本当にあるのか」「私たちはなぜここに存在するのか」といった、多くの人が抱く疑問に対し、神は驚くべき洞察と真実を明かしていきます。
この記事では、第三巻で語られる重要なポイントを要約し、そのエッセンスをわかりやすくお伝えしていきます。
読み進めるうちに、あなたは自分自身と世界、そして神との関係について、全く新しい視点を持つことになるはずです。
時間と死の概念を超えて:永遠なる存在の探求
時間は幻想?多次元的な時間の概念
「神との対話」第三巻では、時間の概念を覆す衝撃的な真実が明かされます。時間は過去から未来へ流れる一方通行のものではなく、過去・現在・未来が同時に存在する多次元的なものであると説かれています。
この概念は、バシャールの「多次元同時存在」の教えと共通する点が見られます。バシャールは、時間は幻想であり、すべての可能性が今この瞬間に存在していると説いています。
本書で提示される多次元的な時間の概念は、私たちが日常で経験する時間とは大きく異なるものです。私たちは、時間は過去から未来へと直線的に流れるものと捉えがちですが、本書では、すべての瞬間が「今」に凝縮されていると説かれています。
例えば、私たちがある出来事を「過去」として記憶するとき、実際にはその記憶は「今」この瞬間に存在しています。同様に、「未来」に起こると予想される出来事も、「今」この瞬間に存在する可能性のひとつとして捉えることができます。
この多次元的な時間の概念を理解することは、私たちが人生を創造していく上で非常に重要です。なぜなら、「今」この瞬間の選択が、すべての時間軸に影響を与えるからです。
死は終わりではない:魂の進化と永遠の旅
「神との対話」第三巻では、死は生命の終焉ではなく、魂が新たなステージへと移行するプロセスとして描かれています。
まるで蝶がサナギから羽化するように、魂は肉体という束縛から解放され、より自由な存在へと進化していくのです。
本書では、このプロセスを「卒業」と表現しています。
私たちは死という卒業を経て、魂の故郷へと帰り、これまでの経験を振り返り、次の旅へと備えるのです。
輪廻転生:魂の学びと成長のサイクル
「神との対話」では、輪廻転生についても言及されています。
魂は、様々な人生を経験することで、学びと成長を繰り返します。
私たちが人生で経験する喜びや悲しみ、成功や失敗は、すべて魂の成長のための貴重な学びとなります。
そして、輪廻転生を通して、私たちは魂を磨き、真の自己へと近づいていくのです。
バシャールもまた、輪廻転生は魂の進化のためのプロセスであると説いています。
彼は、私たちは自由な選択のもとで何度も転生を繰り返す中で、様々な役割を演じ、多様な経験を通して、魂の目的を達成とさらなる進化をしていくと述べています。
死後の世界:魂の休息と再出発の地
本書では、死後の世界は、魂が休息し、次の転生に備えるための場所と言われています。
そこでは、地上で経験した苦しみや悲しみから解放され、安らぎと平和に満ちた時間を過ごすことができます。
そして、魂は新たな目標を設定し、再び地上へと旅立つ準備をするのです。
死への恐怖からの解放:人生を積極的に生きる
死は、私たちにとって未知の世界であり、恐怖を感じるのも当然です。
しかし、「神との対話」は、死を恐れる必要はないと教えてくれます。
死は終わりではなく、魂の進化の過程であるという視点は、私たちが人生をより積極的に生き、死を受け入れるための助けとなるはずです。
私たちは、限られた時間を最大限に活用し、自分らしく、そして悔いのない人生を創造していくことができます。
死は、決して恐れるべきものではありません。
それは、魂の進化のための新たなステージへの入り口であり、永遠の旅路における通過点に過ぎないのです。
感情の海を航海する:五つの自然な感情と癒しへの道
五つの自然な感情:抑圧するのではなく、受け入れる
本書では、人間の感情についても重要な教えが説かれています。
五つの自然な感情(悲しみ、怒り、羨望、不安、愛)は、抑圧するものではなく、受け入れるべきものであるとされています。
感情を抑圧すると、怒りは憤怒に、悲しみは慢性的な鬱に、羨望は嫉妬に、不安はパニックに、愛は所有欲に変化し、個人や社会に悪影響を及ぼすとされています。
感情を解放し、癒すためには、まず感情をありのままに受け入れることが重要です。
そして、感情の背後にあるメッセージに耳を傾け、自己理解を深めることで、心のバランスを取り戻すことができると説かれています。
この考え方は、バシャールの「感情の波に乗る」という教えと類似しています。
バシャールは、感情はエネルギーの流れであり、抵抗せずに受け入れることで、自然に変化していくと説いています。
感情の海を航海する:感情に素直に従う
本書では、感情を「海」にたとえ、感情の波に乗りこなすことの重要性を説いています。
感情は、私たちの内なる羅針盤のようなものです。感情に素直に従うことで、私たちは自分自身の真実へと導かれていきます。
しかし、感情の波に飲み込まれてしまうこともあります。
ネガティブな感情に支配されると、私たちは苦しみや悲しみを経験することになります。
本書では、感情の波に飲み込まれないように、感情をコントロールするための方法が示されています。
それは、感情をありのままに受け入れ、その背後にあるメッセージに耳を傾けることです。
感情は、私たちに何かを伝えようとしています。
感情のメッセージを理解することで、私たちは自分自身をより深く理解し、成長することができます。
社会構造の変革:進化した文明における調和の創造
「神との対話」第三巻では、現代社会とは全く異なる、進化した文明の社会構造が描かれています。
それは、競争や対立をベースとした私たちの社会とは対照的に、協力と共存、個性の尊重、そして精神的な豊かさを重視する社会です。
協力と共存:進化した文明の基本原則
現代社会は、競争が至るところに存在します。学校では良い成績を取るために競争し、会社では出世のために競争し、経済活動においても、企業は市場シェアを奪い合うために熾烈な競争を繰り広げています。
しかし、競争は必ずしも悪ではありません。競争は、私たちに努力を促し、成長を促す原動力となることもあります。しかし、過度な競争は、人々の間にストレスや不安を生み出し、対立や分断を引き起こす可能性も孕んでいます。
「神との対話」で描かれる進化した文明では、競争ではなく、協力と共存が社会の基本原則となっています。
人々は、互いに助け合い、支え合うことで、より良い社会を創造していくことを目指しています。
これは、バシャールの提唱する「ワンネス」の概念と重なります。
バシャールは、すべての人間は、そしてすべての存在は、根源においては一つであると説いています。
進化した文明では、この「ワンネス」の意識が社会全体に浸透しており、人々は互いを尊重し、協力し合うことで、調和のとれた社会を築き上げているのです。
個性を尊重する教育:才能を最大限に引き出す
現代の教育は、画一的な知識や技能を詰め込むことに重点が置かれがちです。しかし、すべての人はそれぞれ異なる才能や能力を持っています。
「神との対話」で描かれる進化した文明では、教育は個性を尊重し、それぞれの才能を最大限に引き出すことを目的としています。
子供たちは、幼い頃から自分の興味や才能を追求する自由を与えられ、それぞれの個性に合わせた教育を受けることができます。
これは、バシャールの「ワクワクに従う」という教えと通じるものがあり、私たちが本当にワクワクすることを追求することで、自分の才能を開花させ、魂の目的を達成することができると説いています。
進化した文明の教育は、子供たちが自分のワクワクに従い、才能を最大限に発揮できるような環境を提供することで、社会全体の発展に貢献することを目指しているのです。
バシャールのエササニ星での子供たちの教育は、既にこのような教育の体制になっているとのことです。
物質的な豊かさよりも精神的な豊かさを:真の豊かさとは
現代社会では、経済成長が至上命題とされ、物質的な豊かさを追い求めることが当たり前になっています。
より大きな家、より高価な車、よりブランド物の服…私たちは、まるで際限のない欲望の渦の中に巻き込まれているかのようです。
しかし、「神との対話」は問いかけます。
「物質的な豊かさだけで、あなたは本当に満たされていますか?」と。
本書で描かれる進化した文明では、人々は「真の豊かさ」の意味を深く理解しています。
それは、物質的な豊かさのみに偏ることなく、精神的な豊かさ、感情的な豊かさ、そして魂の豊かさも含めた、より包括的な豊かさです。
バシャールもまた、同様の視点から「豊かさ」を説いています。
彼は、真の豊かさは、物質的な側面だけでなく、精神的な喜び、感情的な安定、そして魂の成長といった、多層的な要素から成り立つと述べています。
進化した文明の人々は、物質的な欲望に振り回されることなく、心の平安と内なる成長を重視しています。
彼らは、瞑想や祈りを通して心を静め、自己の内面と向き合う時間を大切にします。
また、自然との触れ合いを通して、宇宙との一体感を感じ、生命のエネルギーを補充します。
彼らは、物質的な豊かさと精神的な豊かさのバランスを保つことで、真に調和のとれた、魂が喜ぶ人生を創造しているのです。
進化した文明における経済観:分かち合いと感謝の循環
進化した文明の経済観もまた、現代社会とは一線を画すものです。彼らは、競争や利益の追求ではなく、分かち合いと感謝を基盤とした経済システムを構築しています。
人々は、自分の才能や能力を活かして社会に貢献し、その対価として必要なものを受け取ります。
お金は、単なる交換手段ではなく、感謝のエネルギーを循環させるためのツールとして機能しています。
また、進化した文明では、資源はすべての人々に平等に分配され、誰もが豊かさを享受できるようになっています。
地球全体の資源を共有し、持続可能な社会を築くことで、未来世代にも豊かな自然を残していくことを大切にしています。
「足るを知る」こと:心の豊かさへの道
「神との対話」は、「足るを知る」ことの重要性を説いています。
私たちは、常に「もっと」「もっと」と欲しがる生き物ですが、真の豊かさは、物質的な所有物ではなく、「今」この瞬間に感謝し、満ち足りた気持ちで生きることで見出せるのかもしれません。
進化した文明の人々は、物質的な欲望を手放し、「今」に意識を集中することで、心の平安と真の豊かさを手に入れているのです。
意識の進化:人類の選択と未来への道
意識の進化:人類全体の進化への道
意識の進化とは、単に知識や知能を高めることではありません。それは、時間、死、そして存在の性質といった根源的な問いに対する理解を深め、自己と他者、そして宇宙との一体感を認識することです。
この一体感を認識することで、私たちは、自分自身と周りの人々、そして地球全体が繋がっていることを実感し、より大きな視点で物事を捉えることができるようになります。
本書では、読者一人ひとりが意識の変革を通じて、どのように社会に貢献し、未来を創造していくことができるのかを具体的に示すことで、主体的な行動を促しています。
例えば、日々の生活の中で、
- 周りの人々に優しく接すること
- 自然を大切にすること
- 感謝の気持ちを持つこと
- 自分の才能を活かして社会に貢献すること
など、小さな行動の積み重ねが、意識の進化、そして人類全体の進化へと繋がっていくと説いています。
意識の進化は、まるで人類全体が登る進化の階段のようなものです。
私たち一人ひとりが意識を高め、自己と他者、そして宇宙との一体感を認識することで、人類という一つの生命体は、新たなステージへとステップアップしていくことができるのです。
意識の進化を促す方法:瞑想、祈り、そして日々の生活
瞑想:心を静め、内なる叡智と繋がる
瞑想は、心を静め、雑念を払い、自己の内面と向き合うための有効な手段です。
日々の瞑想を通して、私たちは自分自身の思考や感情をコントロールすることを学び、意識をより高いレベルへと導くことができます。
瞑想は、まるで心の鏡を磨くようなものです。
鏡に曇りがなくクリアになればなるほど、私たちは自分自身をありのままに見つめ、内なる叡智と繋がる ことができるのです。
祈り:宇宙への感謝と祈りを捧げる
本書では、祈りは単なる宗教儀式ではなく、意識の進化を促すための強力なツールとして描かれています。
祈りは私たちと宇宙を繋ぐ架け橋であり、感謝と祈りを込めて祈ることで、私たちは宇宙の無限のエネルギーと繋がり、心の平安と希望を得ることができるのです。
祈りは、私たちの内なる神聖と繋がるための手段であり、宇宙の愛と調和の中にいることを実感させてくれます。
また、祈りは困難な状況を乗り越える力を与え、私たちを支える目に見えない力との繋がりを強化してくれるとも述べられています。
具体的な方法として、
- 心を静める
祈る前に、心を静め、雑念を払い、自分自身の内なる神聖へと意識を向けることが重要です。 - 感謝の気持ちを捧げる:
生かされていること、愛する人々との出会い、自然の恵み、そして、私たちを導く宇宙の存在など、すべてのものに感謝の気持ちを捧げましょう。 - 宇宙との繋がりを感じる:
祈りは、私たちと宇宙を繋ぐ目に見えない架け橋です。
愛と感謝のエネルギーを宇宙へと届け、宇宙の愛と光に包まれましょう。 - 信じる:
あなたの祈りは、必ず宇宙へと届き、あなた自身へと返ってきます。
本書では、祈りはこれらの方法を通じて、私たちの内なる神聖と繋がり、宇宙の愛と調和を感じ、困難な状況を乗り越える力を得るための手段として描かれている。
日々の生活の中で意識的に行動する:愛と調和に基づいた選択
日々の生活の中で意識的に行動するということは、自分の行動が自分自身だけでなく、周りの人々や環境にどのような影響を与えるのかを常に意識することです。
私たちは、自分の行動に責任を持ち、愛と調和に基づいた選択をすることで、意識の進化を促進することができます。
毎日の選択を、意識の進化を促すためのトレーニングだと捉えましょう。
例えば、スーパーで買い物をするとき、環境に配慮した商品を選ぶ。
誰かと話すとき、相手の気持ちを思いやる。
このような小さな選択の積み重ねが、私たちの意識を少しずつ変容させ、より良い未来へと導いてくれるのです。
まとめ:宇宙と人類の進化への羅針盤
「神との対話」第三巻は、私たちに宇宙の真実、そして人類の進化への道を示してくれる羅針盤のような書です。
時間と死の概念を超え、感情の海を航海し、社会構造の変革を促し、意識の進化へと導く。
それは、私たち一人ひとりが内なる神と繋がり、真の自己を輝かせるための壮大な旅路と言えるはずです。
その力は、私たち一人ひとりの内側に、確かに存在しているのです。
このブログを読んで、詳しい内容が気になったら是非『神との対話』を読んでみてください。↓