自分を愛することが、スピリチュアルの世界でも重要視されています。
自分を大切にすることによって、潜在意識が変わり、恋愛、仕事、人間関係など多くの面でポジティブな変化が訪れると言われています。
しかし、具体的にどのように自分を愛するかが分からない人も多いと思います。
自分を愛するという言葉を聞き、少々照れ臭く感じ抵抗を感じるのであれば、まずは自分を嫌いにならないことから始めてみてください。
今回は、そんな自分を愛する方法についてまとめてみました。
自分を愛するとは?言葉を換えて理解する
自分を愛するとは何か、自分を愛することが分からない場合、その理解を深める一つの方法は「言葉を変えて」考えることです。
例えば、「自己を受け入れる」「自己を無条件に認める」「自分の心地よさと安心感を優先する」「自分自身に対する優しさを持つ」などと表現することです。
これらの表現は自己肯定や自己受容を指すもので、それが自分自身を愛する行為に直結します。
しかし、現代の日本社会では、自分自身を愛する、あるいは「自己を認める」という言葉がしっかりと理解されず、実践されている人が少ないかもしれません。
例えば、自分の感情を抑制して他人の目を気にしすぎる人や、自分の意見を我慢して対立を避ける人などがいます。
これらの行動は、「自分自身を尊重する」という言葉を変えて考えると、「自分を傷つけている」行動と言い換えることができます。
自己に否定的な面もあるという事実を受け入れ、それを「これから変わろう」という積極的な言葉に変換することが大切です。
日本人が自分を愛さなくなってしまった歴史的背景とは?
日本人は元々自愛の心を持っていたと言われ、全国的にもその波動は高かったのです。
しかし、国内外からはその姿勢を好ましく思わない人々も存在しました。
彼らの影響により、日本人の自愛の心は徐々に失われていきました。
そんな中で、特に影響の大きかった出来事について探っていきます。
日本の戦争時代の影響
1940年代の日本とアメリカの戦争は、日本人にとって大きな影響を与えた出来事の一つです。
多くの人々が戦争に巻き込まれ、犠牲となり、心にも大きな傷を残しました。
戦争が終わってからも、戦争の責任や反省の問題など、様々な問題が残りました。
これらは長い間、日本社会全体に影響を与え、戦後のGHQの施策により教育制度も大きく変わりました。
戦前の心の教育の重視がなくなり、それが結果として教育の質の低下、子どもたちの教養や人格形成への悪影響を招くことになりました。
現在、教育制度の改革が進められているものの、戦後から今日に至るまで、教育の問題が完全に解決されたわけではありません。
このような歴史的な背景が、日本人の自己愛が失われる一因となったと考えられます。
戦後教育による自己愛の抑制
日本の教育体制は古代から近代まで、その形を大きく変えてきました。
江戸時代には、年齢や学年に関係なく子供たちが寺子屋で共に学び、読み書きやそろばんを身につけました。
しかし、明治時代に入り、欧米の教育方式が導入され、その影響を受けて、現在の教育体制は同年齢の子供たちが一緒に学び、カリキュラムに従って学習が進行される形となりました。
しかし、この方式は詰め込み教育の問題を生むと共に、社会的な格差や競争精神を過度に助長し、結果として子供たちの自主性や創造性、そして自己愛を制約する結果を招いています。
現在、教育体制の改革が進行中ではありますが、その成果が現れるまでにはまだ時間が必要とされています。
精神疾患のタブー
日本では、精神疾患に対するタブーが存在し、これが悲しい現実となっています。
この問題は、個人的な問題として家庭内に隠されることが多く、公的な場での対処が難しい状況にあります。
しかし、近年では世代を問わずメンタルヘルスやスピリチュアルへの理解と関心が高まっています。
スピリチュアルな観点から、自己愛や自己理解を深めることで、精神的な健康を保つ方法が注目されています。
また、SNSでの意見交換や、精神科医によるオンラインカウンセリングが増加し、自分や他人のメンタルヘルスを重視する風潮が生まれてきているようです。
この流れは、社会全体の精神的な健康を向上させ、自己愛の回復を助ける可能性を秘めています。
恋愛と自愛:二つの間の繋がりとは?
恋愛と自愛という二つの概念は、表面的には異なるように思えますが、深い関係性が存在します。
自己を愛する能力は、他者を愛する土台となり、健全な恋愛関係の鍵となります。
自愛が乏しい場合、自分自身の価値を認識できず、恋愛においても自分を適切に表現し、相手を受け入れることが難しくなります。
それは、自己価値を外部の評価に依存する状態を生み出し、恋愛関係においても不安定さや依存性を引き起こす可能性があります。
しかし、自己を深く理解し、受け入れ、愛することができれば、他者に対する理解と愛情も深まるでしょう。
自分自身を大切に扱うことで、他者にも同じように接することが可能となります。
恋愛は、自己愛と他者への愛、二つのバランスが整った状態で最も健全に発展します。
自分を愛するワーク:習慣化すると、どんなことが起こる?
1 自分の長所と短所を書いてみよう
紙とペンを用意し、自分の長所と短所を書き出してみましょう。
そして、書き出した長所や短所を受け入れ、自分自身であることを認めましょう。
短所を受け入れることで、初めて自分自身を認めることになります。
2 ネガティブな感情を受け入れ、潜在意識を変える
ネガティブな感情が湧き上がった時のことを思い出し、その時の感情と、現在のその感情に対する見方を書き出してみましょう。
書き出した内容を見直し、自分が持っていた感情を認め、受け入れてください。
ネガティブな感情を否定してしまうと、その感情は心の中に残り続けてしまいます。
感情を受け入れることで、自分自身を深く理解し、自分の真の願いが見えてくるようになります。
自己愛の力で、自分自身を大切にしようという気持ちが芽生え、心のあり方が変わります。
我々の現実は、我々自身が持つ心の状態の反映なのですから。
自分自身を愛の心で満たすことで、愛に満ちた現実を生み出すことができます。
これは恋愛だけでなく、人生全般に対しても言えるはずです。
スピリチュアルな習慣を作る
スピリチュアルな習慣は、定期的に行うことで効果を最大化することができます。
色々と自分で試してみて、最も合った方法を見つけることが重要です。
- 瞑想
瞑想は、自分自身と向き合う時間を持つことで自己愛を育てるのに有効な手段です。特に心の静寂を保つことを目指すマインドフルネス瞑想は、自分自身の感情や思考を認識し、そのまま受け入れることを学びます。 - 自己対話
日記を書くなどして、自分自身と対話を持つことは、自己理解を深める助けになります。感じた感情や起こった出来事を無条件に受け入れ、自己評価や自己批判から距離を置くことで、自己愛を高めることができます。 - ヨガや体のワーク
体を動かすことで、心身の統合や自己受容を促すことができます。
ヨガなどは、心地よい呼吸と体の動きを通じて自己愛を育てるのに有効です。 - 感謝の習慣
毎日、自分自身や生活の中で感謝できることを見つけ出し、それを記録する習慣を持つことで、自己愛や幸せ感を高めることができます。
バシャールが回答する『愛の意味』とは?
高次元の存在であるバシャールが、ある女の子の『愛の意味とは何ですか?』という質問に対して、このように回答していたので、紹介します。
『愛』とは『存在(創造主)』そのものの周波数のことです。
それはつまり、あなたは常に無条件にいサポートされているということです。
『愛』の意味は『自由』です。『本当のあなた』である自由。
アインシュタインが娘に託した、科学と愛について
アインシュタインは20世紀を代表する天才科学者であり、生涯をかけてこの世界の全てを数式で解き明かそうとしました。
その過程において彼は、この宇宙を支配する究極のエネルギーが『愛』であることを悟りました。
彼は娘に1400通に及ぶ手紙を書き、愛についての秘密を託していたのです。
アインシュタインによると、
愛は物質ではなく、純粋なエネルギーであり、世界を癒し、人類が絶滅することを防ぐ最善のもの。
愛は光であり、引力であり、力であり、神でもある。
そして、愛こそが存在する最大の力であり、すべてに打ち勝つことができる。
しかし、愛と悪が表裏一体であり、均衡を保つために悪が存在することが必要である。
宇宙を動かす源のエネルギーが『愛』である。
と考え、この思いを娘に託しました。
彼の手紙には、父親としての謝罪も含まれていました。
アインシュタインは数式で愛を導き出すことができなかったことを後悔していましたが、彼は娘に自分が到達した究極の答えを伝え、自分自身を愛してくれたことに感謝していました。
甘やかすと自愛の違い:見分ける方法
自己愛と甘やかすという行動は、見表面的には似ているように見えることがありますが、実際には深い違いが存在します。
自己愛は、自分自身に対する健康的な愛情や尊重を示す行為です。
甘やかすとは、一般的に自分自身の即時の欲望や感情を無条件に満たす行為を指します。
これら二つの違いを見分ける方法として以下のことが挙げられます:
- 長期的視点
自己愛は長期的な視点を持つことを重視します。
それに対して甘やかすは、即時の欲求を満たすことに焦点を当てています。 - 成長
自己愛は自己成長と発展を重視します。
それに対して、甘やかすはしばしば自己成長を避け、快楽を追求します。 - 自己認識と自己受容
自己愛は自己認識と自己受容を強調します。
それに対して、甘やかすはしばしば自己の欠点や挑戦を無視または避けます。
自己愛と甘やかすの違いを理解し、自己愛を育む行動を取ることは、健康的な自己成長と良好な人間関係の構築に寄与するということになります。
自愛を深めるためのおすすめの本
ここに、自分を愛するための参考になるオススメの本を4冊紹介します。
1 自分を愛すると夢が叶う
『世界的小説家・吉本ばなな』と『引き寄せの女王・奥平亜美衣』が共同で手がけた一冊は、願望実現のための秘訣が満載です。
この本では、たった一つの必要な努力が明かされています―それは「自分を好きになる努力」です。
世界的な小説家と引き寄せの女王が、願望を叶える方法を解説しています。
さらに、自分自身を100%愛し、願いを実現するためのワークも掲載されています。
この書籍には、二人の独自の視点に基づく実体験が含まれており、貴重な教訓を提供しています。
2 「自分を愛する100の言葉」
「エリック・ホッファー」というアメリカの哲学者は、7歳で失明し18歳で孤独な人生を送ることになりました。
彼の人生から学ぶことができる1冊です。
彼は日雇い労働者として働きながら、自分自身の哲学を学び、自己愛と自分の内なる声に素直に従うことの大切さを知りました。
3 自分を好きになりたい。 自己肯定感を上げるためにやってみたこと
『自分を好きになりたい。 自己肯定感を高めるために試してみたこと』は、著者が自身の経験に基づいて、自己愛を培う方法を紹介した書籍です。
この本は実際の経験に裏打ちされており、そのため非常に説得力があります。
特に、自己肯定感が低く、「自分なんか…」と思ってしまう人々にとっては、心に響きながら読み進めることで示唆に富むでしょう。
是非手に取って読んでみることをおすすめします。
4 「好奇心のかたまり」であり続ける 黒柳徹子の言葉
心に嘘をつかず、大志を抱き、年齢にとらわれずに挑戦すること―。
テレビが登場して以来、現在も最前線で活躍し続ける黒柳徹子の言葉から、個性を伸ばし、常に自分らしく生きるための秘訣が綴られた書籍です。
この本は、彼女の経験と洞察から得られた貴重な教訓が詰まっています。
年齢に関係なく、自身の個性を発揮し、自分自身を表現するためのヒントが得られることでしょう。是非一読してみてください。
まとめ:自愛とは、自分自身を深く理解し、受け入れる旅
自愛の道程は、自己理解と自己受容によって構築されます。
それは、自分自身の存在を尊重し、自分の良さを認め、自分をそのままでいることを許す旅です。
自己愛は、日常生活に満足感と光をもたらし、それは未来の幸福へと繋がっていきます。
自分を愛すること、それは自分自身を幸せにし、生活を豊かにすること。
それこそが自愛の真髄であり、それが私たちの旅の終着点ではないかと思います。
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