引き寄せの法則の基本原理:エイブラハムが解き明かす願望実現の仕組みとは?

エイブラハムと引き寄せ
※ 当サイトはアフェリエイト広告を利用しています。

 「もっと豊かになりたい」「理想のパートナーが欲しい」…誰もが持つ様々な願望。もし、その願いが現実になる法則があるとしたら、知りたくありませんか?

 近年注目される「引き寄せの法則」。
 その核心を解き明かすのが、エスター・ヒックスを通じて語られる高次の集合意識「エイブラハム」です。
 彼らの教えはシンプルかつパワフルで、私たちの思考や感情が現実を創るという宇宙の仕組みに基づいています。

 興味深いことに、この法則はエイブラハム独自のものではなく、『神との対話』の神、セス、バシャールといった他の存在も、表現は違えど共通して語る普遍的な真理のようです。

 この記事では、「引き寄せの法則」の基本原理を掘り下げ、なぜ思考が現実になるのか、どうすれば望む人生を意図的に創造できるのか、その仕組みを分かりやすく解説します。

目次

エイブラハムとソースエネルギー:私たちは何者なのか?

 エイブラハムの教えを理解する上で、まず知っておきたいのは「私たちは本来どのような存在なのか」ということです。
 その核心に触れるために、まずはエイブラハム自身の正体について詳しく見ていきましょう。

エイブラハムとは?:愛と叡智の集合意識

 エイブラハムとは、特定の一人の名前ではありません。
 彼ら自身が語るように、「見えない(非物質)次元」に存在する無数の意識が集まって形成された「集合意識」です。
 彼らは自らを「多次元的、多面的であり、多数の意識で成り立っている」と表現し、これは私たちが普段認識する個々としての存在とは異なる、広大で統合された意識の形態を示唆しています。

 そんな彼らは、私たち人間のように物理的な言語を使うのではなく、「波動」によってコミュニケーションをとります。
 言葉が思考を限定する可能性があるのに対し、波動はより純粋で直接的な情報の伝達を可能にします。
 エイブラハムは、ラジオ局が電波を送るように思考の塊(波動による知識)を放ち、それをチャネラーであるエスター・ヒックスが無意識レベルで受け取り、私たちの理解できる言葉へと翻訳している、と説明しています。

私たちは「ソース(源)エネルギー」の延長

 エイブラハムによれば、私たちは皆、この「ソースエネルギー」そのものの延長であり、一時的に肉体という形をとって物質世界を経験している存在です。
 これは、他の高次元存在たちのメッセージとも共通しています。
 『神との対話』では「人間は神の一部である」とされ、セスは私たちの自己が肉体を超えた「多次元的な存在」であると語り、バシャールも魂を「オール・ザット・イズ(すべてであるもの)の反映」と表現しています。

 つまり、私たちは決して孤独で無力な存在ではなく、万物を創造する根源的なエネルギーと常に繋がっている、パワフルな存在なのです。

「今、この瞬間」を「いい気分」で過ごすパワー

 エイブラハムは、願望実現において最も重要なのは「今、この瞬間」を「いい気分」で過ごすことだと強調します。

 なぜなら、「いい気分」でいるとき、私たちは本来の自分、すなわちソースエネルギーと調和した状態にあり、望むものをスムーズに引き寄せることができるからです。

 この「今」に焦点を当てることの重要性は、セスが語る「真の力は常に『今』この瞬間に存在する」という教えや、バシャールが「すべては今に存在する」と指摘する点にも通じています。

 過去の後悔や未来への不安にとらわれるのではなく、「今」の感情に意識を向け、「いい気分」を選択することが、現実を創造する鍵となります。

本来の自分(喜びとソースとのつながり)を思い出す

 私たちがこの物質世界に生まれてきた目的は、苦しむことではなく、ソースエネルギーとの繋がりを保ちながら、喜びをもって創造を経験するためだとエイブラハムは言います。

 『神との対話』でも「人生の目的は、真の自分を知り、表現し、体験すること」と語られ、バシャールは「最もワクワクすること(本来の自分に近い波動)を、能力の限り追求する」ことが、最もシンプルに波動を高める方法だと教えています。

 私たちは本来、喜びそのものであり、無限の可能性を秘めた創造的な存在なのです。
 そのことを思い出し、日々の生活の中で「いい気分」を選択し続けることが、望む人生を実現するための基本となります。

宇宙最強の法則:「引き寄せの法則」とは?

エイブラハムの教えの中核を成すのが、宇宙で最も強力で基本的な法則、「引き寄せの法則」です。

「似たものが引き寄せ合う」シンプルな法則

 「引き寄せの法則」とは、非常にシンプルに言えば「似たものが引き寄せ合う」という法則です。
 これは、ラジオの周波数を合わせるのと同じ原理です。
 特定の周波数(波動)を出しているものは、それと同じ周波数のものを引き寄せるのです。

思考は「波動」であり、現実を創造する

 エイブラハムによれば、私たちの思考は単なる頭の中の産物ではなく、それぞれが特定の「波動」を発しています。
 そして、この波動が、私たちの現実を引き寄せる磁石のような役割を果たしているのです。

 この「思考が現実を創造する」という概念は、多くの高次元存在が共通して語る核心的なメッセージです。
 『神との対話』では「思考はエネルギーであり、現実を創造する」と述べられ、セスは「私たちの思考パターンと根深い信念体系が、経験する現実の基本的な枠組みを形成する」と説明し、バシャールも「信念(観念)は現実を創造する。自分の信じていることが現実となる」と断言しています。

 つまり、あなたが何を考え、何を感じているかが、あなたの経験する現実を文字通り形作っているということです。

関心を向けるものが現実になる(望むものも、望まないものも)

 引き寄せの法則で重要なのは、この法則が「良い」「悪い」を判断しないということです。
 あなたが強く関心を向け、思考のエネルギーを注いでいるものなら、それが望むものであろうと、望まないものであろうと、区別なく引き寄せてしまいます。

 例えば、「お金が欲しい」と願っていても、心の奥底で「お金がない」という欠乏感や不安に焦点を当てていれば、引き寄せられるのは更なる欠乏の状況です。
 セスが言うように「期待は現実化のプロセスに強い影響を与え」、バシャールが指摘するように「『こんなことが起きたらいやだな』と怖れていることは、本人が起きるに違いないと信じていることなので、一番起きやすい」のです。

 だからこそ、自分が「何を」考えているかだけでなく、「どのように」考えているか、つまり自分の放つ波動(感情)に意識的になることが不可欠なのです。

あなたは「波動の存在」である

 私たちは肉体を持っていますが、本質的にはエネルギーであり、「波動の存在」です。
 私たちの目に見える世界も、突き詰めればすべてがエネルギーであり、波動で構成されています。
 この波動という視点から自分自身と世界を理解することが、引き寄せの法則を意識的に活用するための第一歩となります。

感情はナビゲーションシステム:内なる声に耳を澄ます

感情とナビゲーション

 引き寄せの法則を理解する上で、避けて通れないのが「感情」の役割です。
 エイブラハムは、感情を単なる気分の波ではなく、私たちにとって非常に重要な「ナビゲーションシステム」だと教えています。

感情が持つ本来の価値と役割

 私たちは日々の生活の中で、喜び、怒り、悲しみ、不安など、様々な感情を経験します。
 多くの場合、ネガティブな感情は避けたいもの、ポジティブな感情は追い求めたいものとして捉えられがちです。

 しかし、エイブラハムによれば、すべての感情には価値があり、重要なメッセージを伝えてくれています。
 感情は、今この瞬間のあなたの「波動の状態」を教えてくれるセンサーです。

  バシャールも感情を「動きのあるエネルギー」であり、自分が何を信じているか(定義・観念)を示す指標だと語っています。
 また、アシュタールは、感情を抑圧するのではなく「感じて理解すること」が重要だと述べており、感情がエネルギーの流れを示すサインであることを示唆しています。
 つまり、感情は、あなたの内面で何が起こっているのか、そしてあなたが宇宙とどのような関係にあるのかを知るための、かけがえのないツールなのです。

感情は「引き寄せの作用点」を示す指針

 エイブラハムは、感情があなたの「引き寄せの作用点」を正確に示していると言います。
 引き寄せの作用点とは、あなたが今、何を現実に引き寄せているかの基準点のようなものです。
 いい気分(喜び、愛、感謝、ワクワクなど)を感じているとき、あなたはソースエネルギー(本来の自分)と同調しており、望むものをスムーズに引き寄せられる「許可する」状態にあります。
 一方、いやな気分(恐れ、怒り、不安、罪悪感など)を感じているとき、あなたはソースエネルギーとの間に不調和(抵抗)を生じさせており、望むものを遠ざけてしまっているサインなのです。

 バシャールも同様に、感情が「自分と真の自己との整合性が取れているかどうかの指標」であると指摘しています。

 つまり、感情に注意を払うことで、自分が今、願望実現の流れに乗っているのか、それとも逆らっているのかを知ることができるのです。

ソース(本当の自分)との同調状態を感情で知る方法

 あなたが本来持っているソースエネルギーは、常に「無上の幸福」であり、愛と喜びそのものです。
 あなたがいい気分を感じているときは、そのソースエネルギーの流れと同調し、一体化している証拠です。
 逆に、いやな気分を感じているときは、あなたがソースエネルギーの流れに抵抗するような思考をしていることを示しています。

 例えば、誰かに感謝しているとき、あなたはソースの波動と非常に近いため、温かい幸福感を感じるでしょう。
 しかし、誰かを批判したり、自分を責めたりしているとき、あなたはソースの波動からずれてしまい、不快な感情を経験します。

 このように、感情はあなたがソース(本当のあなた)とどれだけ調和しているかをリアルタイムで教えてくれる、最も信頼できるガイドなのです。

「いい気分」を選ぶことが、なぜ願望実現につながるのか?

いい気分でいる女性

 エイブラハムが一貫して強調するのは、「いい気分でいること以上に大切なことはない」ということです。
 なぜなら、「いい気分」を選択することは、意識的にソースエネルギーと同調し、引き寄せの作用点を望む方向へシフトさせる行為だからです。

 バシャールも、「最もワクワクすることを、能力の限り追求し、結果にまったく執着しない」ことが波動を高める最善の方法だと語ります。
 「ワクワク」は、まさにソースと同調した「いい気分」の代表例と言えるでしょう。

 「いい気分」でいることを意識的に選択し、それを保つ努力をすることで、あなたは自然と願望実現を「許可する」波動状態へと移行します。
 望むものを無理に追いかけるのではなく、まず自分の内側の波動を整えること。
 それが、エイブラハム流の、そして多くの高次元存在が示唆する願望実現の鍵なのです。
 たとえネガティブに見える出来事があっても、バシャールが言うように「ポジティブな形で活用できる」という視点を持ち、「いい気分」の思考を選ぶことで、状況は好転していきます。

願望を現実化させる「意図的な創造」の3ステップ

 引き寄せの法則と感情の役割を理解したら、次はいよいよ、望む現実を意識的に創造していくための具体的なプロセスです。
 エイブラハムは、この「意図的な創造」のプロセスを、シンプルな3つのステップで説明しています。

ステップ1:求める(願望の明確化)

 最初のステップは「求める」ことです。
 これは、私たちが日常生活を送る中で自然に行っていることです。
 様々な経験を通して、「もっとこうだったらいいな」「これが欲しいな」と感じることが、願望の始まりです。

 望まない経験をしたときほど、自分が本当に何を望んでいるのかが明確になることがあります。
 例えば、体調を崩して初めて健康のありがたみが分かるように、コントラスト(対比)のある経験が、私たちの願望を具体化する手助けをしてくれるのです。

 この「求める」という行為自体が、宇宙への発信となります。
 言葉に出す必要さえなく、あなたが何かを望んだ瞬間に、その波動は宇宙に放たれているのです。

ステップ2:答えが与えられる(宇宙の応答)

 あなたが願望を発信すると、ステップ2として、宇宙(ソースエネルギー)は即座にそれに応えます
 あなたの願望が大きいか小さいかに関わらず、例外なく聞き届けられ、波動レベルではすでに実現しているのです。
 エイブラハムは、これを「宇宙は常に『イエス』と答える」と表現することもあります。
 あなたの思考や願望が、そのまま創造の設計図となるのです。

ステップ3:許可して受け取る(抵抗を手放す)

 最も重要でありながら、多くの人がつまずきやすいのが、このステップ3「許可して受け取る」です。
 宇宙があなたの願いに応えてくれても、あなたがそれを受け取る準備(波動)ができていなければ、現実に現れることはありません。

 ここで鍵となるのが「抵抗を手放す」ことです。
 抵抗とは、願望とは矛盾する思考や信念、疑い、不安、恐れなど、ソースエネルギーの流れを妨げる波動のことです。

 エイブラハムの言う「許可する」状態とは、バシャールの言葉で言えば、「結果にまったく執着しない」状態や、アシュタールが指摘する「被害者意識を手放す」ことにも通じます。

 つまり、「~でなければならない」「~するべきだ」といった力みを抜き、宇宙の流れに身を任せ、信頼することです。

「不足」ではなく「充足」に焦点を当てることの重要性

 ステップ3で抵抗を手放し、「許可する」状態になるためには、自分の意識の焦点をどこに合わせるかが非常に重要です。
 多くの場合、私たちは「お金が足りない」「健康ではない」「パートナーがいない」といった「不足」の状態に意識を向けがちです。
 しかし、その状態に焦点を合わせている限り、引き寄せの法則によって更なる不足を引き寄せてしまうと述べられています。

 願望を実現するためには、意識的に「充足」の側面に焦点を合わせる必要があります。
 たとえ今はそうでなくても、「すでにお金はある」「すでに健康だ」「すでに愛されている」かのように具体的に感じ、そして具体的にその状況をイメージし、その波動を先取りするのです。
 バシャールが言う「あらゆる出来事にポジティブな定義づけをする」ことも、この充足への焦点合わせに役立ちます。

思考はコントロールするのではなく「誘導」するもの

「でも、ネガティブな思考が次々湧いてきてしまう…」と感じるかもしれません。
 エイブラハムは、思考を無理に「コントロール」しようとする必要はないと言います。
 むしろ、思考を「誘導する」ことを勧めています。

 それは、今感じている気分よりも「少しでもいい気分になれる思考」を意識的に選んでいく作業です。
 感情のナビゲーションシステムを頼りに、心地よい方向へと少しずつ思考の舵を切っていくのです。
 アシュタールも、長年の「思考の癖」に気づき、意識的に変容させることが重要だと述べています。

 完璧を目指す必要はなく、ただ、「いい気分」に向かう意図を持ち続けることで、あなたの波動は自然と調整され、意図的な創造者としての力を発揮できるようになるでしょう。

まとめ:あなたも人生の意図的な創造者になれる

 この記事では、エイブラハムの教えの中心である「引き寄せの法則」の基本原理について、その仕組みと背景を解説してきました。

  • 私たちは皆、万物を創造するソースエネルギーの延長であり、本来は無限の可能性を持つパワフルな存在です。
  • 宇宙の根本法則である「引き寄せの法則」は、私たちの思考や感情(波動)に反応し、似たものを現実にもたらします。
  • 感情は、ソースエネルギーとの同調度を示すナビゲーションシステムであり、「いい気分」を選ぶことが願望実現の鍵となります。
  • 願望実現は「求める・応える・許可する」という3ステップで起こり、特に「許可する(抵抗を手放す)」ことが重要です。
  • 不足ではなく充足に意識を向け、思考をコントロールするのではなく「いい気分」へと誘導していくことで、私たちは意図的な創造者となることができます。

 エイブラハムの教えは、バシャールやセス、『神との対話』の神、アシュタールなど、他の多くの高次元存在が伝えるメッセージとも深く共鳴しており、時代や文化を超えた普遍的な真理を示唆しています。

 難しく考える必要はなく、まずは、「今、この瞬間」に、ほんの少しでも「いい気分」になれる思考や行動を選択することから始めてみてください。
 あなたの内なるナビゲーションシステム(感情)に耳を澄まし、心地よいと感じる方向へ進むことを自分に許可しましょう。

 そうすれば、あなたはきっと、自分が人生の意図的な創造者であり、望むどんな現実でも創り出すことができる素晴らしい存在であることを思い出せるはずです。

さらに学びを深めたい方へ:おすすめ書籍

 この記事で解説したエイブラハムの教えや引き寄せの法則について、さらに理解を深め、実践していきたい方へ、おすすめの書籍を2冊ご紹介します。

1. 新訳 願えば、かなうエイブラハムの教え

 この記事で触れたエイブラハムの教えの基礎・実践編をまとめた一冊です。
 この書籍は、すべてのエイブラハムの本の知識を一冊に集約した内容で、さらに引き寄せの法則を日常生活で具体的にどのように活用すればよいのか、22の実践的なプロセス(ワーク)を通して詳細に解説されており、個人的にオススメしたい一冊です。
 願望実現を加速させたい方、思考を現実化する具体的な方法を知りたい方に特におすすめです。

2. サラとソロモン ― 少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣

 エイブラハムの教えを、感動的な物語形式で優しく、そして深く理解できるのがこの「サラとソロモン」シリーズです。
 主人公の少女サラが、賢いふくろうソロモン(エイブラハムの教えを体現する存在)との対話を通して、感情との付き合い方や引き寄せの法則の基本を学んでいきます。
 引き寄せの法則の初心者の方、理論だけでなく感覚的に法則を掴みたい方、またお子さんと一緒に学びたい方にも非常におすすめです。
 エイブラハムの教えのエッセンスが詰まった、心温まる入門書です。

よかったらシェアしてね!
  • URL Copied!
目次
閉じる